母との想い出を映像にのせて
板橋区にある火葬場併設の戸田葬祭場4階式場にて行われた、ご親族だけのお別れの会。ご家族のご希望により通夜をしない一日葬で執り行われました。
ご家族は事前のご相談の際から「もしもの時は母を無宗教形式の自由葬で送りたい」と、当社の担当エンディングプランナーへご希望をお伝えくださいました。
故人との想い出とメモリアルコーナー
ご家族からはいくつかのご要望がありました。「祭壇の中央には遺影の写真ではなくモニターを置いて、母との想い出を残した映像を上映したい。」「祭壇は一般的な生花祭壇ではなく、母の愛用品や趣味の物を沢山飾って、想い出コーナーやメモリアルコーナーにしたい。」「告別式では母への感謝やお別れの言葉を一人一人話す時間が欲しい」とのことでした。
担当者はテレビモニターではなくプロジェクターを使用し、大きなスクリーンで後方の方でもよく見えるようにしました。そして生花祭壇の代わりに故人の趣味や家族との写真など沢山の想い出を祭壇に見立てるように装飾しました。また、故人様のお柩を式場の中央にご安置し、お花で囲むご提案をさせていただきました。
お母さんの96年間の生涯を映像にて
献花・ご対面そして一人ずつ感謝の言葉
喪主様から白のカーネーションを献花
そして、お柩へと向かい、故人への感謝の気持ちを伝えました。
参列者お一人ずつ、故人との想い出や感謝の言葉を、故人様とご参列の方々に向かって自由にお話をされました。
また、小さなお子様(故人のひ孫様)もお話ができるように、踏み台やスピーチ台も用意しました
故人との最期のご対面、お別れの花入れ
故人が好きだったお菓子や故人へのお手紙、そして柩まわりにお飾りしたお花を整えて、お柩全体に行き渡るようにお花を添えました。最期にご親族皆さんでお柩の蓋を閉め、併設の火葬棟へと出棺いたしました。
無宗教・自由葬での式次第(プログラム)
お別れの会 式次第
開 式
黙 祷
故人を偲ぶ(スライドショー上映)
献 花(献花後 お一人ずつお別れの言葉)
閉 式
最期のお別れ(最期のご対面 お花入れ)
出 棺
無宗教・自由葬を終えて
約20名での無宗教・自由葬の家族葬でしたが、亡くなられた方への感謝の気持ちと生前の人となりをご親族で共有したいというご希望を叶えることが出来たご葬儀だったと思います。ご家族の想いの方向性が明確で担当者も勉強させていただきました。内容的には自由葬の事例にはとても参考になる式でした。