葬儀後のマナー、手続きについて
喪中の時は正月飾りを控えた方がよいですか?
昔から近親者が亡くなって一年間(喪中)は身を慎んで派手なことを控えた方が良いとされおり、お正月も玄関に門松やシメ縄飾りをしないことが多くなります。
なお、喪中期間は神社での初詣を控えるとよく言われておりますが、忌中(最長50日)が過ぎれば、通常通り神社へ参拝や神棚のお参りをしていただいて差し支えありません。
喪中の間はクリスマスツリーを飾ってはいけないですか?
毎年クリスマスツリーを飾っていらっしゃるなら、喪中の期間であっても飾って差し支えないと思います。
たしかに近親者が亡くなって一年間(喪中)は身を慎んで派手なことを控えた方が良いとされていますが、クリスマスツリーはご家庭の中で飾って家族で楽しむものなので問題ないでしょう。
ただし屋外で人目につく派手なイルミネーションや飾りは控えた方がよいと思います。
主人が亡くなった場合、本籍の筆頭者は変わりますか?
本籍の筆頭者とは戸籍の最初に記載されている人になります。 婚姻した時に、夫または妻のどちらか(婚姻の際に苗字が変わっていない方)がなります。そして 一度筆頭者になった方は、亡くなっても、離婚をしても筆頭者のまま変わる事はありません。 婚姻されていない方は、父または母のどちらか(婚姻の際に苗字が変わっていない方)になります。
葬儀で頂いた香典に対して確定申告は必要ですか?
お香典に対しては非課税となる為、確定申告はしなくても大丈夫です。
因みに、葬儀で掛かった費用も確定申告では控除対象外となる為、必要ありません。
葬儀をするお金が無い場合に自治体の補助はありますか?
補助はありませんが、お住まいの地域の役所の中には、社会福祉協議会があります。こちらが担当している、生活福祉資金貸付制度の利用が可能か先ずはご相談下さい。
利用するには一定の条件と、審査や手続きが必要になりますが、融資が受けられれば、低金利(連帯保証人がいれば無利子)で利用が可能です。
内縁関係でも死亡届の届出人になれますか?
婚姻届を提出していない内縁関係のご夫婦では、親族として一方の届出人になることはできません。
ただし、世帯が別でも双方が同じ住所で住民登録をしている場合には「親族」ではなく、「同居人」というかたちで死亡届の届出人になることができます。
お盆飾りの片付けはいつから行いますか?
一般的には7月または8月の送り火が終わった後に片付けます。
地域によって若干異なりますが、送り火は15日または16日に行います。
翌年のお盆でも使用する提灯などは箱にしまい大切に保管します。
また今年で処分するものは可燃ごみとして処分しますが、その際には白い紙や半紙で包んだり、塩を少量まぶしてから捨てる方法があります。
韓国籍の配偶者が亡くなった際に、領事館へ手続きは必要ですか?
在日韓国人の方が日本で亡くなられた場合には、日本国内の役所(死亡地または届出人の住所地の役所)へ死亡届を提出するだけでなく、三ヶ月以内に管轄する韓国領事館へ死亡申告を行う必要があります。
ちなみに関東地方に在住の方は下記の領事館が管轄となります。
駐日本国大韓民国大使館領事部
(所在地)〒106-0047 東京都港区南麻布1-7-32
(電 話)03-3455-2601~2603
(管轄エリア)東京・千葉・埼玉・栃木・群馬・茨城
※なお、申告義務期間(3ヵ月)が経過した場合、通常必要な書類とは別に、申告人の住民票原本と翻訳、在外国民登録簿謄本(領事館発行)が必要となります。
寒中見舞いとは?
寒中見舞いは、季節柄の挨拶ハガキとして出す他、喪中に年賀状に代わる挨拶状として送るものです。
喪中と知らずに年賀状を送ってしまったことについて、お悔やみとお詫びの気持ちを伝える場合や、喪中と知らずに年賀状をくれた方にお詫びの気持ちを伝える為に寒中見舞いとして送ります。
寒中見舞いを出す時期は、一般的に1月7日以降から2月4日の立春までと言われてます。
喪中はがきはいつ頃出せばいいですか?
喪中はがきは先方が年賀状を出す前に届くように送ります。 (11月中旬過ぎから12月15日迄に届くよう送ります。)
年賀状の受付開始は例年12月15日が通例となっている為、先方が年賀状を投函する前に届くように送るのがマナーです。出来れば先方が年賀状を書く前に届くように送るのがベストです。