室伏 太郎

葬儀会社に入社したきっかけ

会社設立前は、葬儀社の一社員として現場に携わっておりましたが、前身の会社が葬祭部門を手放すこととなりました。その際、社員一同で事業の権利を買い取り、新たに「ライフセレモニートラスト」を立ち上げる決断をいたしました。

私たちは、形式にとらわれず、ご家族にとって本当に意味のあるお別れの時間を提供できる、理想的な葬儀を追求したいという強い思いから、この会社を創設しました。

あれから十数年が経ちますが、理想にはまだ届かない部分もあります。それでも、信頼できる仲間たちとワンチームで一歩一歩前進し、地域の皆様に支えられながら歩んでこられたことに、心より感謝しています。

葬儀、お客様への想い

ご葬儀は、ご家族にとってたった一度の大切な時間。そのひとときが「きちんと送れた」「後悔がない」と思っていただけるよう、心から寄り添いたいと思っています。ご希望を引き出し、丁寧にかたちにすること。
ご不安の中にいるご遺族の方の「ほっとした顔」を見られたとき、この仕事をやっていてよかったと実感します。

心に残るエピソード

あるご家族から「父は目立つのが苦手だったから、静かに送りたい」とご相談をいただきました。派手な演出をせず、思い出の音楽と家族写真だけを添えたシンプルな式を提案しました。

式後、「父らしい、あたたかい時間でした」と涙ながらに感謝をいただいたことが、今でも心に残っています。葬儀とは形式ではなく“想い”を届ける場であることを、あらためて教えてもらいました。

株式会社ライフセレモニートラスト　
代表取締役　室伏 太郎